【他社戦略】アンパンマンに学ぶ戦略(アンパンマン)

【アンパンマンの番組の中で出てきた映画館情報】
【アンパンマンの番組の中で出てきた映画館情報】
【映画館デビュー!プログラムの看板】
【映画館デビュー!プログラムの看板】

こんばんは!

経営者の想いをカタチ(戦略)に、実行までサポートする、谷川会計総合事務所、所長の谷川俊太郎です。

 

この前の日曜日、妻と娘を連れてアンパンマンの映画を観に行ってきました。そこで、アンパンマンの映画に関して、経営上、とても参考になると思いましたので、今回の【他社戦略】は新聞の記事からではなく、私と妻の体験から書きたいと思います。ちなみに、ネタの提供は妻から。妻いわく、「アンパンマンの戦略はスゴイ!」だそうです。そんな経営的なとこに気が付く主婦もどうなのよ…

 

では、今週の【他社戦略】を書いていきたいと思います。

 

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【平成28年7月3 アンパンマンの映画を観に行った経験より】

    

今回の体験は、一言でいうと、「アンパンマンの映画を観に来てもらうためにどうするか」の戦略についてです。これがアンパンマンはとても考えられている、とても素晴らしいやり方をしていました。今日はそれをご紹介します。今回のアンパンマンの映画でやっていたことは、

 

①アンパンマンのオープニングで映画の宣伝を入れていた

②アンパンマンの番組の途中で、福井のどの映画館でアンパンマンの映画を上映するかをお知らせしてく

 れた(上の写真をご覧ください)

③アンパンマンの映画で映画初体験とうたって、お子さんにもやさしい映画の上映の仕方をしており、そ

 れをちゃんと伝えていること(上の写真をご覧ください)

 

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 アンパンマンの映画、スゴイですよね。まさに、「映画に行かない理由」を無くしている、という感じです。私の知り合いの中小企業診断士の方に、もともとある会社で北陸のトップ営業マンだった方がおられるのですが、その方いわく、営業は「お客様が買わない理由を消していくのが仕事だ」というようなことをおっしゃっていました。まさにその通りのことを、このアンパンマンの映画ではしているな、と思います。そして、その結果、お客様の心の中で、購買(映画を鑑賞する)ということにまでつながっているなあ、と感じました。

 

と、いうわけで今日注目したのは以下の点です。

 

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【記事で特に注目した点】

映画に行かない理由を無くすやり方で、お客様をスムーズに映画鑑賞に導いていること

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<注目した背景>

 

今回これに注目した理論的な背景は佐藤義典先生の、「マインドフロー」からです。「マインドフロー」を簡単に説明します。

 

*理論が分かりにくかったら、佐藤義典先生の理論のせいでなく、

 私の説明の力量不足です。その場合は、佐藤義典先生の著書を是非読んで下さい。

 

マインドフローの解説

 

 

販売の理想は、自社(もしくは自社の製品・サービス)のファンを増やすことですよね。ファンが増えれば当然売上は伸びます。ファンが増えれば、良い口コミを広げてもらえ、さらにファンを増やす原動力になります。「マインドフロー」とは、お客様が製品やサービスを買ってもらい、ファンになってもらうまでのお客様の「心の動き」を表したものです。お客様がファンになるまでの「心の動き」は以下の7つの関門を通ります。

 

①認知:お客様が自社の製品を知る

②興味:お客様が自社の製品を知っていて、興味を持つ

③行動:お客様が自社の製品に対して具体的な行動をしようと思う

     (ホームページを見る、パンフレットを受け取るなど)

④比較:お客様が自社と競合他社を比較する

⑤購買:お客様が比較の結果、自社の製品を買う

⑥利用:お客様が自社の製品を使う

⑦愛情:お客様が自社の製品に愛情を持ち、ファンになる。

 

これだけでは分かりにくいと思いますので、自分の実体験をもとに新しいラーメン屋のファンになるまでの心の動きを例示しますね。

 

①<車で走っていて>

 「へ~、こんなところに新しいラーメン屋できたんだ」(認知)

 

②<ラーメン屋ののぼりを見て>

 「肉そばか~、俺、肉好きだし、おいしいかも」(興味)

 

③<車をそのラーメン屋に向けてハンドルを切る>

 「昼飯あそこのラーメン屋でもいいかも、ちょっと見てみよう」(行動)

 

④<店の入り口のメニューを見て>

 「ラーメン屋ならいつもはあそこに行くけど、どっちがいいかな?」(比較)

 

⑤「肉がたくさん入ってそうだなあ。おいしそう!ここで昼飯にしよう!

  肉そばひとつお願いしま~す」(購買)

 

⑥<ラーメン到着>

 「いただきま~す!おいしそう!」ズルッズルッ(利用)

 

⑦<食べ終わって>

 「おいしかった!このラーメン好きだな。よし、また来よう!!」 (愛情)

 

どうです?例示のように、確かにこの流れで心の中が動いていませんか?お客様は、このような心の動きをしていますので、このどこかで流れが止まるとファンになってもらえません。先ほどの例で言えば、(興味)のところでのぼりがなかったら、(興味)はわかなかったかもしれません。そうであれば、そのラーメン屋は、私にとって「そこにあることを知っている」だけのお店になってしまいます。お客様にファンになっていただくには、この流れを止めないようにする必要があります。流れが止まっているようなところには必要な対策をしなければいけない。これが、佐藤義典先生の「マインドフロー」です。

 

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今日の理論は久々、マインドフローです!今回のアンパンマンの映画は、このマインドフローの流れ通りの対策を行っており、スムーズにお客様(私のような、小さい子の親)を映画鑑賞に導いています。今回はこれをみていきたいと思います。今回のアンパンマン映画の宣伝の方法は、マインドフロー的にこのような流れでお客様をつかんでいると思われます(妻と私の実体験です)。

 

【 ①認知 ②興味 】

まずは映画を知って、興味を持ってもらわなければいけません。その点で効いているのが、今回の中では、「アンパンマンのオープニングで映画情報を流している」ことです。こういう情報、普通でしたら、CMで流しそうなものですが、オープニングで流しているんですね!

 

CMだとその最中に別のことをしてしまうかもしれません。さらにDVDにとってあるものでしたら、ボタン一つでCMが飛ばせます。CMで映画情報を流していると、気が付いてもらえない(認知してもらえない)かもしれません。ところが、オープニングは高確率で見ます。アンパンマンは子供と一緒に見ることが多いでしょう。でしたら、盛り上がるオープニングは見ますよね。ここでアンパンマンの映画情報を流すことで、知ってもらえる確率が高まります。また、アンパンマンのアニメを見ている人たちですので、映画情報をしれば、「興味」は持つでしょう。

 

【 ③行動 】

行動は、映画の情報を調べることです(映画館情報、上映時間など)。ここで、その行動が面倒くさかったら、その行動を行ってもらえません。ですが、今回のアンパンマン映画の宣伝方法では、なんと!アンパンマンの番組の中で、あなたの地域では、アンパンマンの映画はどこの映画館でやりますよ~という情報を流しています(上の写真をご参照ください)。これは素晴らしいですね!地域地域で流すテロップを変えなければいけないという手間が生じているでしょうが、この手間をかけたことによって、お客様が映画館情報を調べる手間が省けます。行動を起こしてもらうというか、行動はアンパンマンのアニメをみれば、起こさなくても済むという方法なんですね!これはスゴイと思います!!

 

【 ④比較 ⑤購買】

次にお客様の心の中では、比較が起きます。すなわち、映画を観にいくのと、家や公園で子供を遊ばせるのとでは、どちらがいいかな?とお客様は考えるでしょう。ここで、映画を観に行くのはお金がかかります。子供はアンパンマンが好きだから喜ぶでしょうが、「高いお金を払うほどの価値があるのか?」「映画館は暗いし、冷房も効きすぎて、音も大きくて、小さい子供を連れていくのは心配…」といったことがお客様(すなわち親)のアタマの中で起きているでしょう。そこで、「映画館デビュー!プログラム」です。映画館ではお子さんが鑑賞しやすい、明るい照明や音量であることを伝えています。また、アンパンマン体操をみんなで踊るので、なかなかできない体験をできることなどを伝えています。

 

ここまでしてもらえたら、映画館に対する不安も少なくなりますし、なにより喜びそうなわが子の顔が思い浮かびますよね。家や公園で遊ぶのと「比較」しても映画館に行くのはいいか、と思ってもらえます。そこまで思ってもらえたら、映画館に来て、鑑賞してくれるでしょう。「購買」してもらえています。

 

【 ⑥利用 ⑦愛情 】

映画館でチケットを購入したら、よっぽどのことがない限り、利用(鑑賞)するでしょう。そして、最後の愛情ですが、これは映画の出来次第。観る人の好み次第ということになりますが、私が観た感じでは、大人も子供も楽しめる感じになっていました。すなわち、愛情という点でもクリアできる良い映画でした。

 

以上、アンパンマンの映画の宣伝をマインドフローで見てきましたが、これをみても分かるように、本当に「映画館に行かない理由」というのを丁寧になくしているという印象ですね。こういう丁寧なやり方、本当に素晴らしいと思います!

 

皆さんの会社でも、自社や自社の商品、サービスについて、マインドフローで止まっているところはないか、買わない理由を消せないか、考えてみましょう!

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